アカウント乗っ取り対策に役立つ パスワード管理ツール
LINEの乗っ取りやniconico動画のアカウントハックなど、不正アクセスが最近話題になっているようです。
特に複数のサイトで共通のパスワードにしている場合は注意が必要で、被害が拡大しないためにも、パスワードの再設定と固有のパスワードに設定するように注意喚起されています。
「パスワード管理」皆さんはどのようにされていますか?
複数ショップを持たれていたり、メーカーや卸業者のBtoBサイトなど、ID・パスの管理も取引先が多いと煩雑になってしまいがちです。
そこで、今回はID・パスを管理するのに便利なフリーツールをご紹介したいと思います。
Chapter 1. マスターキー一つでIDパスを一元管理できる定番ツール「IDマネージャー」
細かくフォルダ分けすることもできるし、備考としてIDパス以外の情報を記しておくことも出来ます。
おすすめ機能が「パスワードジェネレータ」
対象文字と文字数を設定すればランダムでパスワード文字列を生成してくれる機能です。
定期的にセキュリティ効果の高いパスワードを設定するのは面倒臭いですが、代わりにこの機能がやってくれるので楽になります。
IDマネージャー自体にもロックが掛けられていて、マスターキーを入力することで使用が可能になります。
これらは新規ユーザーで作成します。
dropboxなどで共有しておけば、他の端末からも使用可能なので便利です。
ちなみに僕はデスクトップPCと外出用ノートPCで共有させています。
以前はUSBメモリなどで持ち歩いてましたが、通信インフラが整っている現在では、Dropboxの様なクラウドストレージを使うのが便利ですね。
Chapter 2. スマホでも共有させたい場合 「KeePass」
フォルダ分けしたり、パスワードジェネレーターがついていたりとIDマネージャーと同様使いやすいパスワード管理ツールです。
特色として、iPhoneアプリやandroidアプリがリリースされていて、PCスマホ間でパスワードを共有することが出来ます。
PCスマホ間でパスワード情報を共有したい場合は便利です。パスワードのコピー・ペースト機能もついていて、スマホでの煩わしい長文パスワード入力も簡単に行えます。
ダウンロードは、ナビゲーションの「Downloads」から。
インストーラーは不要かと思うので、Portableでzip形式のファイルをダウンロードします。
Chapter 3. KeePassの日本語化
デフォルトは英語ですが、日本語に変換できるので日本語化ファイルもダウンロードします。
ナビゲーションの「Translations」から
KeePass-1.27フォルダにダウンロードした日本語化ファイルを移動させます。
次に、ViewのChangeLanguageから日本語を指定して、日本語化完了です。
Chapter 4. KeePassをDropboxで共有する
作成したIDパスのリストはデータベースとして保存できます。
保存したデータベースファイルをDropboxフォルダに移動して共有するとスマホでもIDパスデータにアクセスが可能です。
ちなみに僕の環境では下図のようにしています。
「Database.kdb」というのがIDパスのリストが入ったデータベースになります。
KeePassの実行ファイルがKeePass-1.27フォルダに入ってるのでWindows端末があればどこからでもアクセスが可能です。
便利。
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